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消費税の納税義務について考える時期 消費税の納税義務について考える時期

サラリーマン時代やご商売が小規模な時期は考えなくても良かったのですが、ご商売が軌道に乗ってくると「消費税の負担」が重く伸し掛かってきます。

消費税の負担

私見ですが、消費税は税金の中で最も痛みを感じる税金の一つであると考えています。

とにかく消費税は痛い!また節税しにくい(基本的にできない)税金ですので、事前に対策できる場合はしっかり備えておく必要があります。

消費税の確定申告の仕組みとは?

消費税の仕組みを簡単に説明すると・・・

  • 売上高 100円:消費税 8円(得意先から8円預かっている)
  • 仕入高  80円:消費税 6円(仕入先に6円預けている)

サラリーマンやご商売の規模が小さく、消費税の納税義務がなければ良いのですが、売上高が一定規模になると、消費税の精算(確定申告)をする必要が出てきます

具体的には、売上に係る消費税8円から仕入れに係る消費税6円を差し引いた2円を税務署に申告し納付する必要があります。

消費税の納税義務

納税義務がなければ、この差額精算の必要ありませんので2円得するということになります。

消費税の納税義務は前々年の売上高が1,000万円超かどうか

なるべく納めたくない消費税ですが、通常2年間は免税を受けることができます。 何故なら、消費税の納税義務があるかどうかは2年前の売上高で判定するからです。

→当初の2年間は、判定の期間がありません(2年前の売上はゼロ)ので、納税義務がないという理屈です。

問題なのは3期目からですが、事業が順調で、例えば3期目の売上高が3,000万円になったとします。その場合、1期目の売上高が1,000万円超か否かで・・・

1期目の売上高

消費税額(小売業の概算)

999万円

0

1001万円

48万円

( ゚Д゚)・・・コンナニチガウノ。。。

その年の売上高が1,000万円超か否かで、2年後の税負担がかなり変わってきます。 ですので、決算前に売上高のシミュレーションをして、場合によっては売上高を減額コントロールする方が得なケースがあるので、注意が必要です。

消費税の納税義務1 その他の注意

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