ネットショップ運営、プロボクサーの相関についての考察
プロボクシングの応援
今日はSBDスタイルスタッフ総出で、帝拳ジム所属のボクサー、横山 雄一選手のプロボクシングの試合を
応援に行きました。SBDスタイルのスタッフはどちらかというと文化系のエンジニアばかりなので、ボクシング
なんて興味ないと思いますが<(`^´)>そこは、Bossの特権で半強制的に駆り出してしまいました。
何せ、この横山選手は私の先輩の息子さんなのです。特に、彼が16歳になった頃からは、何かと相談に乗って
あげたこともあり、今では私の可愛い後輩のひとりなのです。
実は試合前日の昨夜も、雄一には直接激励の電話を入れたのですが・・・私の激励に対する雄一の答えは「今
回は負けられません」とのこと。本人からそう聞かされれば、応援する側の身としては、あとは信じることしか
できません。
第一、私はボクシングなんてしたことありませんから。何か言わなきゃとは思いましたが、結局「頑張れ!」
としか言えなかったです。
だって、いくら私が専門だからって、試合前にネットショップやECサイトの話をしてもしょうがないじゃない
ですか。
ともあれ、「たまには知らない世界を見ることも気分転換になるんじゃないか?」などとスタッフへ言い訳が
ましく話したりしつつ、今日はいつもより少し早めに仕事を切り上げて、いつもの日常のwebの世界から、後楽園ホールで行われる別の世界へ向かったのでした。
プロボクサーという職業
曲がりなりにも「プロ」であるからには、プロボクサーは試合でいくばくかのお金をてにします。
しかし、手にする金額は千差万別です。5月にラスベガスで行われたメイウェザーとパッキャオの総額30億円
という莫大なファイトマネーの話もまだ記憶に新しいところですが、世界的に見てもそんなボクサーはプロボク
シングの歴史上でさえ、ほんの数えるほど。
ましてや、日本においては、試合だけで食べていけるプロボクサーなんて、ほんの一握りどころか、ほんの一
つまみの選手だけです。
プロボクシングは興業ですから、選手の人気や実績でファイトマネーに差が出ることは間違いありませんが、
日本チャンピオンになっても「食べていけない」なんて話もありますもんね。
今回の雄一だって、もちろんその例に漏れません。まだまだ、ボクシングだけでは生活ができない彼は、日夜ラーメン店の店員や倉庫の作業員として働く傍ら、一日たりとて手を抜くことなく、日々トレーニングを重ね、練習メニューを消化しています。
今だに私も、諸先輩から「若いうちの苦労は買ってでもしろ」などと言われることもありますが、毎日休みなく、ともすれば追い立てられるかのように必死に頑張る雄一を見ているうち、自然に雄一と以前の自分のを重ねて考えていました。
ボクサーとネットショップオーナーの共通点
雄一とかつての自分の姿を重ねて考えてみたら、一見異質な「プロボクサーとネットショップオーナー」にも
、すくなからず共通する部分があることを発見しました。
それは、プロボクシングもネットショップオーナーも、なっただけでは食い扶持の保証があるわけではないということです。
私も、現在に至るまでには様々な職業を経験しましたし、生活のためには収入を得るための仕事をやらないわけにはきませんでしたから、その合間を縫って独学でインターネットサイト制作やネットショップ運営に関する勉強をしたものです。
そりゃあ私だって当時感じたECサイトでの可能性を考えれば、本音はしかるべき学校で正確な知識を学びたかったのですが、ちょうど最初の子供が生まれる前でもあり、その金銭的・時間的な制約上、最初から独学で取り組む以外の選択肢はなかったのです。
人間の三大欲求である食欲になぞらえて、目標に向かってひたすら、脇目も振らずがむしゃらに進むことを「ハングリー精神」と言いますが、プロボクサーにしてもショップオーナーにしても、他者から成功が約束されている訳ではありません。
以前にこのブログでも書きましたが、日本の企業において3年後の生存率は15%、同じくネットショップの1年後の生存率は30%と言われています。
それでは、生き残れる企業やネットショップと、生き残れず淘汰されてしまうネットショップの差はどこにあるのでしょうか?
以前も少し述べましたが、しっかりと開業後の収支をシミュレーションして、事業が収支のベースに乗るべき目標を見定めて、実現可能な事業計画書を作成することは基本ですよね。
ここまでは、多くのショップオーナー様が開業までにしっかり考え、準備されていらっしゃるかと思います。
抽象的な結論に感じられるかもしれんませんが、企業やネットショップの生存と淘汰の境目を分けるのは、必死さであり、がむしゃらさなのではないかと、私は思います。
雄一だって、まだ若いですから他にやりたいことだってあるはずです。しかし彼は、「勝ちたい」という欲求を優先し、他を諦める人生を選びました。なぜなら、平均寿命とは比べるまでもなく、アスリートのピークは余りにも短いからです。
しかし、たとえ何かを犠牲にしたとしても、プロボクサーやネットショップオーナーは必ずしも成功できる訳ではありません。人類の歴史を紐解くまでもなく、人生は運や不運といったタイミングに大きく左右されることもありますし。
ただ、成功している、もしくは成功していると考えられる、ネットショップオーナー様には、何かを犠牲にしてネットショップ運営のための作業や努力をされている方が多いです。
だからといって、ここで私からみなさんへ「大事な何かを犠牲にしなさい」とは言いません。それがストレスになってもいけないですから。
また、類似したモチベーションアップ法として、日本には古来から「願掛け」というものもありますね。
私はよく機会があるごとに言うのですが、「ネットショップは日々手を加えて、しっかりと成長させて行かなければならないもの。」です。
それは、サイトが成長しなければ、アクセス数などの売上を左右する要素もまた成長しないからです。
ですから、ネットショップ運営に終わりはありません(正確に言うと、ネットショップオーナー様が決めればいつでも終わりにできます)。
せめてショップの運営が軌道に乗るまでは、ネットショップオーナー皆様には諦めずひたむきに、がむしゃらに頑張っていただきたいと思います。
ボクサーとネットショップオーナーの相違点
最後になりましたが、プロボクサーとネットショップオーナーの3つの大きな違いを挙げさせていただきます。
まずひとつは、プロボクサーをはじめとするアスリートは、そのピークが短く早期に終了してしまうことから、若い間しかチャレンジできません。しかしネットショップオーナーなら、80歳でも90歳でも、やる気さえあれば誰でもチャレンジできるという可能性です。
2つ目の違いは、アスリートは持って生まれた身体能力とセンスが大きく影響しますが、ネットショップオーナーになる場合には、身体能力やセンスはさほど影響しないという平等性です。
そして3つ目の違いは、プロボクサーは試合中の怪我により大きな後遺症が残ることや、場合によっては命さえ失う危険性がありますが、ネットショップオーナーにはそこまでの危険性がないという安全性です。
今回は思いがけず、プロボクサーとネットショップオーナーについて長々と書いてしまいましたが、この記事が皆様のお役に立つことがあると良いのですが・・・。
今日の結果
●7回TKO
今日、雄一は負けてしまいました。残念ながら、勝った選手のほうが、よりしっかりと試合のための準備を積んできたのだと思います。もちろん、私は試合の当事者でも専門家でもありませんから、この結果をもたらした根本的な要因は分かりませんが・・・。
しかし帰り際、リングサイドに挨拶に来て、ふいに私に抱きついてきた瞬間は、色々な思い出や出来事が頭をよぎり、不覚にも胸が思わ熱くなりました。
雄一はもう一度、挑戦すると私に約束しましたから、次も良い試合を期待したいと思います。
「継続は力なり」です。
諦めず、ただひたすらに進んで行けば、その先にはきっと良い結果が待っている。と、私は信じています。>
だから私もブログ頑張らないと!!
頑張れ!雄一!皆様も応援のほど、宜しくい願い申し上げます。
2011年度ライト級全日本新人王獲得
19戦 15勝(13KO)4敗