活動・作業日記

カラーミーでマルチバイリンガルECサイト(越境EC) カラーミーでマルチバイリンガルECサイト(越境EC)

バイリンガルECサイト作り方(越境EC)

 近頃は大手スーパーの参入などもあり、我が国のECサイトの形も様々になってまいりました。
 特に最近では経産省が力を入れはじめる予定もあり、「越境EC(バイリンガルECサイト)」の注目が高まってきているようで、最近は弊社でも「越境EC]のお問い合わせが増えてきております。
 これも時代の流れかとは思いますが、私自身の個人的な考えとしては、先ごろ開催が決定した東京オリンピックが、我が国のEC業界が世界に目を向ける流れになった大きな原因なのではないかと考えております。
 
 私も前回の東京オリンピックの頃はまだ生まれておりませんので、開催中の人の流れや経済効果が実際にどれほどのものになるかは見当もつきませんが、多くの外国人観光客が滞在することになるのは疑いようもありません。
 実際に行動に移すかはともかく、誰だってオリンピックの恩恵にあずかれるなら、他に先んじてその波に乗りたいと思うものですよね。
 また、弊社SBDスタイルがある江東区は東京オリンピックで約7割の競技が行われる予定なことも影響したのか、それとも単なる偶然なのか、それまではほとんどなかったこの「越境EC」についてのお問い合わせが、昨年末から現在までの間に続いております。

 そこで今回は、越境ECのネットショップを持ちたい!とか、カラーミーショップで越境ECをはじめたい!、そんなあなたのために!(いえいえ、これは自分自身の勉強のためでもあります)いろいろ調べたことを覚書程度に書いてみたいと思います。

 ちなみに、バイリンガルECサイトとは、その名の通り2か国語(例:日本語と英語)を話す、または表示することが通常です。

バイリンガルECサイトと多言語ECサイトの大きな違い

 ECサイトをバイリンガルECサイトにするのであれば、「ワードプレス」や「ECキューブ」を使用すれば実装可能なのですが、より多くの言語に対応した多言語サイトにすることは大変難しく、大抵の場合は2か国語までが限界となります。
 これはシステム上、カートを数ヶ国の言語に切り替えることが難しいからです。 

 ところが、ご存知のようにECサイトはカートがなくては成り立ちませんから、カート内部の説明などの表示言語も
 多言語(2カ国以上)「マルチリンガル」=multilingual に切り替わらなければ意味がありません。

 私自身も海外のサイトで最終的な注文画面の意味が理解できず、購入意欲が格段に低下することはおろか、結局最終的に購入できなかった経験もあったりします。

 もちろん2か国語までのバイリンガルサイトであれば、現在使用されているサイトでも実現可能なことでもありますし、もしかしたら努力と工夫次第ではショップオーナー様自身の手でも表現可能かも知れないですが、今回のお問い合わせは多言語化したいとのご相談でしたので、これはなかなか難しい問題です。

 ところで、今回はひとつの試みとして、このページにGoogleの翻訳機能を搭載してみました。
 表現はいくらか怪しくなりますが、それなりに翻訳をしてくれますから、重要なバナーなどを上手く工夫すれば、ある程度の表現は伝わると思います。もし表現に妥協ができるのなら、こんな多言語手法も面白いですよね。

https://translate.google.com/

※下記のダイアログで言語を選択すると、バナー以外のこのページが切り替わります。
このページのどこからでも、実際にカートページに入ってみてください。
※これは確認のためですので、くれぐれも購入はしないようにお願いいたします。


 尚、「カラーミーショップ」では、カートの内容を翻訳させることができないため、サイトの表示は何とか多言語化できたとしても、カートページ内は日本語になってしまいます。
注意:残念ながらコミュニケーション上の問題でSBDスタイルでは日本語以外でのお問合せは受付できません。悪しからずご了承下さいませ。

チェックPOINT:カートページ内に入ると日本語になることをご確認下さい。

 ご参考までに「カラーミーショップ」でも英語/日本語のバイリンガルなら、「JUGEMカート」を上手く使い、カスタマイズをすることで、英語を選択された場合、サイト内の情報やバナーを英語に切り替え、同じ商品を「JUGEMのカート」「ワードプレス」などのカートに、入るようにカスタマイズを実装する事はできます。
 !(^^)!

 しかし、繰り返しますが今回のご相談は、中国語やスペイン語にも対応したいとの超難問でした。

ここが一番難しい問題です。

多言語化ECのレシピ

 さて、ようやく本題に入ります。
 結論から先に書きますが、マルチリンガル対応ながら月額費用は高くなるものの、システムをスクラッチして作るよりは安くなると思われるASPサイトを見つけました。

http://www.multilingualcart.com/

 その名もずばり、「マルチリンガルカート」と言うASPサービスです。
 カラーミーショップと同じく、テンプレートエンジンは、「Smarty」を使用しています。

特徴

<多言語に対応。画面切り替え表示>
・日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、ロシア語、イタリア語、ドイツ語の11言語に対応。

<多通貨に対応>
・日本円、中国元、米ドル、ユーロ、香港ドル、カナダドル、英ポンド、ロシアルーブル、ブラジルレアル、韓国ウォン、インドルピーなど24の通貨に対応。この決済の部分も重要なポイントです。

プラン紹介

マルチリンガルカート利用料金目安
■月額費用 19,800円〜
詳しくは、提供サイトでご確認ください 利用料金表↓

http://www.multilingualcart.com/asset/pdf/Price_2017_1010.pdf


※<仕様>
・多言語表示:5言語まで(言語の追加、1言語あたり10,500円/月)
・登録商品点数:5,000点まで

機能
・HTML・CSSのフルカスタマイズ→○
・独自ドメイン利用→1ドメイン
・SSLの独自ドメイン表示→(オプション)

※別途、年間36,540円(税込)、「ドメイン使用許諾書」のご提出が必要。
・独自ドメインメール→10個まで

※http://www.cbc-net.com/さんより

 ※越境ECについて、少しHOTな問合せが続いたので記事にしました。

本日の感想

 先にも書きましたように、たとえ越境ECサイトのオーダーがあったとしても、スタッフ全員の語学力に問題があり、ページやバナーなどの素材の表現は、お客様にご用意いただかなければ、残念ながら弊社では越境ECサイトの制作代行は請け負いかねます。悪しからずご了承下さいませ。<(_ _)> 
 しかし、おしゃれで使いやすいカスタムと、売るための枠組みや商品配置などはお任せ下さい!

 中の内容は、お客様にお任せしますので。ww

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